血圧 も 中性脂肪値 も下げるメロン ジュース

血圧 も 中性脂肪値 も下げるメロン ジュース の 効能 効果 についてです。メロンの降圧効果については人での試験がおこなわれていて、最高血圧・最低血圧をともに低下させる働きが認められています。メロンには降圧効果があることで知られているカリウムが豊富に含まれていますが、血圧を下げるのはカリウムの効果だけでなく、ククミシンが深く影響していると考えられています。

メロンの酵素が血栓ができるのを予防する

高血圧は全身に悪影響を及ぼす症状ですが、関係していて特に恐い病気は、死を招く危険のある脳血管疾患や心臓病です。脳梗塞や心筋梗塞は、脳の血管や、心臓を養う冠動脈という血管に、血液の塊である血栓ができることで起こりますが、こういった状態をもたらす最大の原因となるのが動脈硬化です。血栓は、動脈硬化が進行した血管にできやすいのです。

血圧が高い状態が続くと、血管が傷ついて動脈硬化が起こります。そして、血栓ができやすくなります。つまり、これは、高血圧の人は血栓ができやすいうえ、脳卒中や心筋梗塞になる危険性が高いということです。

そこで、何か良い方法はないのかということになりますが、高い血圧を下げる効果に優れ、血栓ができにくくする食品があります。それはメロンです。メロンといえば、品の良い香りや味から「くだものの王様」ともいわれていますが、すばらしいのはそれだけでなく、実は私たちの健康にとって、とても優れた効果が備わっているのです。

なかでも注目したいのが、タンパク質分解酵素の一種であるククミシンという成分です。ククミシンは、これ以前に発見されていたプロテアーゼ(タンパク質分解酵素)とは異なるタイプで、酸化がされにくく、しかも安全性がとても高いのです。

鹿児島大学でラットを使った実験では、血流を悪くして血栓をできやすくしたラットの動脈にククミシンを注射したところ、血栓ができにくくなりました。このことから、ククミシンには、血液の凝固を妨げ、血栓ができるのを抑制する作用があることがわかっています。

降圧、中性脂肪減少でメタボ対策にも

メロンの降圧効果については人での試験がおこなわれていて、最高血圧・最低血圧をともに低下させる働きが認められています。メロンには降圧効果があることで知られているカリウムが豊富に含まれていますが、血圧を下げるのはカリウムの効果だけでなく、ククミシンが深く影響していると考えられています。

また、同じ試験で、メロンは、メタボリックシンドロームにかかわる中性脂肪を減少させて、悪玉(LDL)コレステロールを減らし善玉(HDL)コレステロールを増やすのに効果的なこともわかっています。そして、血液中に、アディポネクチンという善玉のホルモンが増加するという結果も出ました。

メタボリックシンドロームとは、内臓に脂肪が蓄積することが原因となり、高血糖や高脂血症(脂質異常症)、高血圧が一緒に起きている状態をいいます。

アディポネクチンは私たちの体の脂肪細胞から分泌されるのですが、血糖値を下げ、中性脂肪や悪玉コレステロールを減らし、血圧の上昇を抑える働きがあり、メタボリックシンドロームを撃退する多くの効果が備わっています。つまり、メロンのエキスは、高血圧だけでなく、メタボリックシンドロームを改善するのにも役立つと考えられるのです。

メロンジュースを毎朝飲むことで薬効に期待

これまで、メロンに含まれている降圧成分ククミシンについて説明してきましたが、ククミシンの効果をより大きく得るためには、どのようにして摂るのが良いでしょう。

まず、どんなメロンを選べば良いのかというと、どの品種でも大丈夫です。メロンにはアンデスメロン、プリンスメロン、夕張メロン、クインシーメロンなど、果肉の色の違うさまざまな品種がありますが、どの種類のメロンでもククミシンは含まれています。ただ、ククミシンは果肉の中心ほど多く含まれ、特にワタの部分に豊富なので、降圧効果をより多く得るには、ワタも一緒に食べると良いです。ワタの部分を食べるのに抵抗があるという人は、ジュースにして摂ると、それほど気にならなくなります。

ジュースをいつ飲めば良いのかについては、血圧が上がりはじめる朝に飲むようにすると良いでしょう。血圧はたえず変化していて、一日の間で血圧の変化を見ると、朝の起床前からその日の活動に備えるように上昇しはじめます。

摂取量の目安は、1日に4分の1個です。季節によってはメロンが手に入りにくい、購入し続けるのは難しいなどの場合には、メロンエキスの栄養補助食品を利用するのも良いかもしれません。

メロンジュースのつくりかた

  1. メロンを4分の1の大きさに切って、皮を切りおとします。
  2. 種を取ります。(ワタの部分はできるだけ残しましょう)
  3. 適当なサイズに小さく切り、ジューサーにかけます。

自分で簡単に作れる降圧食

 

リコピン を効率良く補える トマト の 串焼き

焼きトマト

リコピン を効率良く補える トマト の 串焼き がおすすめです。リコピンとはトマトの赤い色素成分で、強力な抗酸化作用があります。高血圧の人に効くリコピンを含んだトマトと、プチトマトを竹串に刺して加熱したトマトの串焼きを紹介します。

高血圧で夏バテの人には トマト

夏は冬と比べれば血圧を低く抑えられますが、それでも高血圧に悩んでいる人は大勢いるでしょう。また、高血圧に加え夏バテになってぐったりする人も少なくありません。そんな人に最適な食品が、トマトです。トマトには、攻撃性の強い活性酸素の害を防ぐ抗酸化作用をもつ、リコピンという色素成分が豊富に含まれているのです。

リコピンの抗酸化作用は、同じように抗酸化作用が強いことで知られるビタミンEの100倍以上だともいわれています。この抗酸化作用が強力なリコピンを摂れば、夏バテも防げることがわかります。

疲労を招くのは活性酸素

疲労の原因となるのは血液中にたまる乳酸という疲労物質ですが、疲労を招く真犯人は活性酸素だといわれています。

力仕事でも事務仕事でも関係なく、人は働き過ぎると無意識のうちに呼吸が荒くなって、酸素が大量に消費されてしまいます。その一方で、休息が十分にとれないと活性酸素によって全身の細胞が傷つき、体を動かすエネルギーが生み出されなくなって、疲労感が起こります。

この仕組みは夏バテも同じですが、夏バテの場合は紫外線による活性酸素の大量発生とも関係があるようです。そこで、活性酸素の害を防ぐ力が強いトマトのリコピンの摂取が大切になります。

赤みが強いほどリコピンが豊富に含まれる

トマトの旬は最もおいしくなる夏ですが、ハウス栽培がされているため、現在では季節をとわず購入することができます。

店でトマトを購入する時には、まずはヘタを見ます。ヘタの緑色が濃くて、ピンとした元気なものが新鮮な証拠です。次は、トマトの皮をよく見ます。皮にツヤとハリがあって、鮮やかな赤色のものが良いです。赤みが強いものほど、リコピンが豊富に含まれています。また、手にとった時に重みがあるものを選びましょう。

加熱した トマト で リコピン の吸収率が高まる

トマトは生のまま食べるのもいいですが、それだと量をたくさん食べるのが難しいです。トマトの栄養をたくさん摂るには、トマトジュースが簡単です。ジュースなら、ジューサーやミキサーで簡単につくることができるし、市販もされています。市販のトマトジュースを購入する場合は、100パーセント濃縮されたものや塩分無添加のものを選ぶとよいです。

トマトに含まれるリコピンを効果的に補う方法としておすすめなのが、プチトマトを竹串に刺して弱火であぶった、トマトの串焼きです。プチトマトは小ぶりなので、100グラムあたりで比べると普通サイズのトマトよりもリコピン含有量が多くなります。さらに串にも刺しやすいのでプチトマトを使います。

リコピンは加熱に強く、加熱すると分子が細かくなって吸収率が高まることがわかっています。生のままのトマトと比べると、加熱したトマトの吸収率はおよそ4倍にもなるといわれています。

トマト の 串焼き のつくりかた

焼き鳥などに使う竹串を用意しておきます。

  1. 水で洗ったプチトマトを焼き鳥のように竹串に刺します。トマトの大きさからして3個くらいです。
  2. トマトを加熱します。オーブンやトースター、フライパンなど何でもよいです。
  3. 皮の表面に焼き色がついたら、できあがり。

細胞も元気にする栄養満点のトマト

自分で簡単に作れる降圧食

よく噛んで食べることが減塩につながる 「 日経新聞 」 より

日経新聞より

よく噛んで食べることが減塩につながる 「 日経新聞 」 で紹介されていた記事で血圧を下げるための少し違った視点からの情報だったので興味深いなぁ~と思いました。減塩は、血圧を下げるためにどうしても避けられない食習慣です。そのために ダシを濃い目にとったり割り醤油 を使ったりという工夫が必要です。

そこで2015年4月26日の日経新聞の健康面にこんな記事が掲載されていたので紹介したいと思います。

よく噛んで食べることが減塩につながるという内容ですが、かみごたえのある食べ物だと薄味でもおいしく食べられるそうです。よく噛まなくてはならない食べ物は噛む時間が長くなるため口の中に味が行き渡ります。薄味でも味を感じやすくなり毎日続けやすくなるとういことです。

「よく噛んで食べる」というのは小さな子供にお母さんが言う口癖のようなものをイメージしてしまいますが、とても重要な習慣だということです。

高血圧患者にシリアルとドライフルーツを混ぜたグラノーラ(塩分は 1 食 0.2 g )を 1 日食取り入れてもらうと変化が現れました。グラノーラはよく噛まないと飲み込みにくい特徴があります。普段、お総菜を多食する女性は血圧が下がらずに困っていたそうですが数週間で 144 mmHg → 137 mmHg に下がったそうです。

1 日 1 食だけでも塩分を減らせると 1 日の塩分摂取量はかなり減らせるということです。

日本の食塩の摂取量は年々減少しているようですが、2013 年時点で 20 歳以上の摂取量は平均で 10.2 g です。和食中心の日本人はどうしても塩分過多になりやすいのです。1 日の摂取量は 5 g 程度にしないと合併症のリスクが高くなります。
塩分の摂りすぎは血管や腎臓を老化させてしまいます。
塩分だけでなく、食塩に含まれるナトリウムが骨からカルシウムを溶け出しやすくして骨粗鬆症や腎臓結石を招くので注意が必要です。

さらに現代人に多いドライマウスなどの口の乾きによる味覚の衰えが減塩を困難にしています。現代人は口呼吸が増えています。これもドライマウスの原因ですが、ドライマウスの患者が塩を含まない昆布だしを飲むと口の乾きが和らぐことも確認されました。

日本人の減塩習慣は長い歴史の中でずっと課題になってきました。食が欧米化された今でもやはり塩の多いものが好まれてしまいます。
これの原因は、減塩食にうまみ成分が足りないことです。
外食やスーパー、コンビニの総菜の「おいしさ」は塩分であることが多いのです。みそ、しょうゆといった製品を減塩に変えていくことでゆっくり薄味になれていくことも1つの方法だと紹介しています。

習慣はまず「減塩」の行動を起こすことからはじめなくてはなりません。多少、物足りなくてもやめずに続けなければいけません。いつの間にかそれが当たり前の習慣になってしまいます。

食生活のポイント