酸味を利用する

減塩を成功させる5原則のひとつめはだし汁を利用を紹介しましたが、次は酸味を利用する。です。

二杯酢

二杯酢は、酢大さじ1と2/1、だし汁大さじ2/1、塩少々、薄口醤油小さじ1を混ぜてつくります。甘みを加えないのでさっぱりした味わいになり魚介などに向きます。

三杯酢

三杯酢は、酢大さじ1と2/1、だし汁大さじ2/1、塩少々、薄口しょうゆ小さじ2/1、砂糖大さじ2/1を合わせ砂糖が完全に溶けるまでよく混ぜます。砂糖を加えることでまろやかな甘みが出て、酢の酸味とよく合います。野菜や魚介以外にも鶏肉などにも合います。

甘酢

甘酢は、酢大さじ2/1、砂糖大さじ1と2/1、塩少々をよく混ぜます。甘みが強いので野菜とよく合います。

すし酢

ちらし寿司や巻きずしをtくる時にご飯に混ぜる寿司酢の基本は米1カップ(160cc)に対して酢おおさじ2と2/1、砂糖小さじ1、塩小さじ3/1を混ぜて作ります。素材によって甘みや酸味を調節します。

フレンチドレッシング

フレンチドレッシングは酢大さじ1、レモン汁少々、塩少々、コショウ少々、粒マスタード少々をボウルに入れてよく混ぜサラダ油大さじ3を少しずつ入れたらさらによく混ぜます。全体が白っぽくとろりとしてきたらできあがり。

柑橘類

レモン

レモンは柑橘類の代表格。焼き魚やステーキ、フライなどにさっと絞り汁をかければ、まろやかな味わいとなります。

柚子

柚子はなんといっても独特のあの香り・風味が魅力です。皮をおろしたり千切りにしたりして料理に使います。絞り汁などはしょうゆに混ぜて使ってもよいでしょう。

すだち・かぼす

すだち・かぼすなども絞り汁にして使います。かぼすは焼き魚や鍋物、ふぐ料理にも使う定番品です。すだちは松茸の土瓶蒸しに欠かせません。ポン酢としても利用します。

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だし汁を利用する

減塩を成功させる5原則のひとつめのだし汁を利用するの紹介です。食材には様々な旨味の成分が含まれます。水に浸けたり、煮たりすることで、それらの旨味の成分が出て、料理に使う「だし汁」ができるのです。旨味の多く含まれただし汁を使うことで塩分が少ない薄味でも満足できるようになります。だし汁の材料は「海のもの」「山のもの」に分類することができます。

海のもの

昆布

だし汁をひくのに用いる昆布は、真昆布、利尻昆布、長昆布、日高昆布などがあります。一般家庭で最も多く使われているのは、リーズナブルな日高昆布です。昆布のだし汁は炊き込みご飯や煮物、素材の風味を生かす料理に向いています。みそ汁は昆布のだし汁でないと飲まない、というこだわり派や根強いファンが多くいます。

かつお節

自宅で削ることはほとんどなく、市販の削りかつおを使います。旨味、風味のあるだし汁がひけます。短時間で香りや風味がたつことから和食料理での出番は多くなっています。

煮干し

かたくちいわしや、まいわしの稚魚を干したものが煮干し。このかたくちいわしの煮干しより小さいものがいりこ。頭とはらわたをとって煮出しみそ汁や煮物のだし汁として使います。

干し貝柱・干しえび

干し貝柱は帆立貝を、干しエビはあかえびなどの小さなえびを干したもの。野菜や豆腐など比較的淡泊なものと相性がよくコクと旨味がでます。どちらも軽く水洗いをして一晩水につけてもどし、素材もだし汁もいっしょに使用します。

はまぐり、あさり、しじみ

はまぐりやあさり、しじみなどの貝類は、だし汁をひくための材料というわけではなく調理の際に旨味をたすために使います。

山のもの

鶏ガラ

鶏ガラを玉ねぎやにんじんなどと一緒に煮込んでだし汁を引きます。和食、洋食、中華などの煮物や汁物にオールマイティーに使える万能だし汁です。

牛すね肉

鶏ガラと同様、牛すね肉も玉ねぎやにんじんなどの野菜と一緒に煮込んでだし汁をひきます。洋風のスープや煮込み料理、和風なら淡泊な素材などに使えます。

干し椎茸

キノコ類は独特の風味を持っていますがかなでも干し椎茸は旨味と香りが格段によい素材です。干し貝柱や干し海老同様に水につけて戻し、素材もだし汁も使います。昆布などと合わせると麺つゆにもなります。

だし汁を作るのが面倒なら「理研ビタミン 素材力こんぶだしのもと」を沸騰したお湯(200~300cc)に溶かせば簡単に作れます。無添加で添加物が使われていないので安心です。