リコピンを効率良く補えるトマトの串焼き

2018年6月28日

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リコピンとはトマトの赤い色素成分で、強力な抗酸化作用があります。高血圧の人に効くリコピンを含んだトマトと、プチトマトを竹串に刺して加熱したトマトの串焼きを紹介します。

高血圧で夏バテの人にはトマト

夏は冬と比べれば血圧を低く抑えられますが、それでも高血圧に悩んでいる人は大勢いるでしょう。また、高血圧に加え夏バテになってぐったりする人も少なくありません。そんな人に最適な食品が、トマトです。トマトには、攻撃性の強い活性酸素の害を防ぐ抗酸化作用をもつ、リコピンという色素成分が豊富に含まれているのです。

リコピンの抗酸化作用は、同じように抗酸化作用が強いことで知られるビタミンEの100倍以上だともいわれています。この抗酸化作用が強力なリコピンを摂れば、夏バテも防げることがわかります。

疲労を招くのは活性酸素

疲労の原因となるのは血液中にたまる乳酸という疲労物質ですが、疲労を招く真犯人は活性酸素だといわれています。

力仕事でも事務仕事でも関係なく、人は働き過ぎると無意識のうちに呼吸が荒くなって、酸素が大量に消費されてしまいます。その一方で、休息が十分にとれないと活性酸素によって全身の細胞が傷つき、体を動かすエネルギーが生み出されなくなって、疲労感が起こります。

この仕組みは夏バテも同じですが、夏バテの場合は紫外線による活性酸素の大量発生とも関係があるようです。そこで、活性酸素の害を防ぐ力が強いトマトのリコピンの摂取が大切になります。

赤みが強いほどリコピンが豊富に含まれる

トマトの旬は最もおいしくなる夏ですが、ハウス栽培がされているため、現在では季節をとわず購入することができます。

店でトマトを購入する時には、まずはヘタを見ます。ヘタの緑色が濃くて、ピンとした元気なものが新鮮な証拠です。次は、トマトの皮をよく見ます。皮にツヤとハリがあって、鮮やかな赤色のものが良いです。赤みが強いものほど、リコピンが豊富に含まれています。また、手にとった時に重みがあるものを選びましょう。

加熱したトマトでリコピンの吸収率が高まる

トマトは生のまま食べるのもいいですが、それだと量をたくさん食べるのが難しいです。トマトの栄養をたくさん摂るには、トマトジュースが簡単です。ジュースなら、ジューサーやミキサーで簡単につくることができるし、市販もされています。市販のトマトジュースを購入する場合は、100パーセント濃縮されたものや塩分無添加のものを選ぶとよいです。

トマトに含まれるリコピンを効果的に補う方法としておすすめなのが、プチトマトを竹串に刺して弱火であぶった、トマトの串焼きです。プチトマトは小ぶりなので、100グラムあたりで比べると普通サイズのトマトよりもリコピン含有量が多くなります。さらに串にも刺しやすいのでプチトマトを使います。

リコピンは加熱に強く、加熱すると分子が細かくなって吸収率が高まることがわかっています。生のままのトマトと比べると、加熱したトマトの吸収率はおよそ4倍にもなるといわれています。

トマトの串焼きのつくりかた

焼き鳥などに使う竹串を用意しておきます。

  1. 水で洗ったプチトマトを焼き鳥のように竹串に刺します。トマトの大きさからして3個くらいです。
  2. トマトを加熱します。オーブンやトースター、フライパンなど何でもよいです。
  3. 皮の表面に焼き色がついたら、できあがり。

細胞も元気にする栄養満点のトマト