よく噛んで食べることが減塩につながる 「 日経新聞 」 より

日経新聞より

よく噛んで食べることが減塩につながる 「 日経新聞 」 で紹介されていた記事で血圧を下げるための少し違った視点からの情報だったので興味深いなぁ~と思いました。減塩は、血圧を下げるためにどうしても避けられない食習慣です。そのために ダシを濃い目にとったり割り醤油 を使ったりという工夫が必要です。

そこで2015年4月26日の日経新聞の健康面にこんな記事が掲載されていたので紹介したいと思います。

よく噛んで食べることが減塩につながるという内容ですが、かみごたえのある食べ物だと薄味でもおいしく食べられるそうです。よく噛まなくてはならない食べ物は噛む時間が長くなるため口の中に味が行き渡ります。薄味でも味を感じやすくなり毎日続けやすくなるとういことです。

「よく噛んで食べる」というのは小さな子供にお母さんが言う口癖のようなものをイメージしてしまいますが、とても重要な習慣だということです。

高血圧患者にシリアルとドライフルーツを混ぜたグラノーラ(塩分は 1 食 0.2 g )を 1 日食取り入れてもらうと変化が現れました。グラノーラはよく噛まないと飲み込みにくい特徴があります。普段、お総菜を多食する女性は血圧が下がらずに困っていたそうですが数週間で 144 mmHg → 137 mmHg に下がったそうです。

1 日 1 食だけでも塩分を減らせると 1 日の塩分摂取量はかなり減らせるということです。

日本の食塩の摂取量は年々減少しているようですが、2013 年時点で 20 歳以上の摂取量は平均で 10.2 g です。和食中心の日本人はどうしても塩分過多になりやすいのです。1 日の摂取量は 5 g 程度にしないと合併症のリスクが高くなります。
塩分の摂りすぎは血管や腎臓を老化させてしまいます。
塩分だけでなく、食塩に含まれるナトリウムが骨からカルシウムを溶け出しやすくして骨粗鬆症や腎臓結石を招くので注意が必要です。

さらに現代人に多いドライマウスなどの口の乾きによる味覚の衰えが減塩を困難にしています。現代人は口呼吸が増えています。これもドライマウスの原因ですが、ドライマウスの患者が塩を含まない昆布だしを飲むと口の乾きが和らぐことも確認されました。

日本人の減塩習慣は長い歴史の中でずっと課題になってきました。食が欧米化された今でもやはり塩の多いものが好まれてしまいます。
これの原因は、減塩食にうまみ成分が足りないことです。
外食やスーパー、コンビニの総菜の「おいしさ」は塩分であることが多いのです。みそ、しょうゆといった製品を減塩に変えていくことでゆっくり薄味になれていくことも1つの方法だと紹介しています。

習慣はまず「減塩」の行動を起こすことからはじめなくてはなりません。多少、物足りなくてもやめずに続けなければいけません。いつの間にかそれが当たり前の習慣になってしまいます。

食生活のポイント

紅茶 日本茶 コーヒー はどれを選ぶ

日本茶

血圧のためには、紅茶 日本茶 コーヒー はどれを選ぶ のが最適でしょうか?
昼食後に、仲間とお茶を飲むこともあるでしょう。そんなとき

  • 日本茶
  • 紅茶
  • コーヒー

の 3 つならどれを選ぶのが一番いいのでしょうか?

答えは、「 日本茶 」です。特に特にほうじ茶や玄米茶がおすすめです。伝統的な血圧を下げるお茶として有名なのは、「 どくだみ茶 」です。本ブログでも紹介しています。

日本茶

日本茶

コーヒー、紅茶に含まれるカフェインにはアドレナリンの分泌を促して、血圧を0.4程度上昇させます。簡単に言うと、興奮作用があるということです。

しかし、ティータイムのリラックス効果を考えるとこれらの嗜好品には捨てがたい魅力があります。
普段から薄めに入れてカフェインを減らすように心がけることが血圧にはよい作用をもたらします。

緑茶などの日本茶にもカフェインは含まれていますが、飲む時に砂糖を入れないですむ分だけ血圧への悪影響が少ないのがおすすめポイントです。

また、日本茶のカテキン(緑茶の渋み成分)には血圧を下げ、ガン予防の効果まであります。

日本茶にはカフェインの少ないほうじ茶や玄米茶もありますので、それらを中心にティータイムを楽しむとよいでしょう。カフェインのないハーブティーもおすすめです。

牛乳も、たんばく質(カゼイン) が高血圧予防によしとされており、漢方ではどくだみ茶や柿の葉茶、菊花茶に血圧を下げる効果があるといわれています。

本ブログでおすすめしているのは、もちろんどくだみ茶ですが、血圧の高い人用に茶葉を調整している「かんなのはなまる茶」です。
愛用者82万人突破の”自然草のチカラ”で血圧上昇を予防”飲みやすくて美味しい”と評判。完全ノンカフェインで赤ちゃんや妊婦の方でも安心です。
気分転換のアイテムのひとつとして、これらも気軽に楽しんでみてはいかがでしょうか。

お昼が外食の場合はどれを選ぶか?

「 カルボナーラ 」 「 チャーシュー麺 」 「 ざるそば 」の 3 つで迷ったらどれを選ぶ?

ざるそば

血圧のことを考慮した場合 お昼に麺を食べる場合 「 カルボナーラ 」 「 チャーシュー麺 」 「 ざるそば 」の 3 つで迷ったらどれを選ぶ? のがいいのでしょうか?お昼もまたには、麺類も食べたくなりますね。周りをみても意外に麺を扱うお店は、多く迷ってしまいます。

  1. カルボナーラ
  2. チャーシュー麺
  3. ざるそば

とパスタ、ラーメン、そばのジャンルで迷ったらどれがいいのでしょうか?

ざるそば がベスト

ざるそば

ざるそば

答えは 「 ざるそば 」 です。つけめんなら塩分摂取量を抑えることができます。汁につける量を自分で調整できるのが最適です。

めん類は、あっさりしている上に、手軽に食べられ、一見カロリーが低そうなのでつい食べてしまいがちですが、野菜が少なくて栄養バランスが悪く、塩分の高いものが多い点が特徴です。

よく「塩分調節のために汁を残せ」と言われますが、ラーメンなどはめん自体に含まれている塩分量も多く、汁を残したとしてもなるべく避けたい一品です。ラーメンでも最近は、つけ麺も人気ですのでこちらのほうがおすすめです。

ざるそばやそうめんなどのつけめんは、つゆにつけ込まないで表面にからめて食べるので、比較的塩分量を抑えることができます。

本当にそば通の人は、ほんの少しだけつゆにつけて食べます。

比較的カロリーが低い点もよいのですが、野菜が足りないのが難点。おひたしやサラダなどを加えて調整するか、朝食や夕食で補ってください。

パスタはオリーブ油を使っている可能性が高い専門店で食べるとよいでしょう。動物性脂肪や塩分の多いカルボナーラやミートソースを避け、トマトソースやキノコソース、ボンゴレなどの低カロリーで塩分が少ないものがおすすめです。

そば | 効果アップの食材食べ合わせ

お昼が外食の場合はどれを選ぶ