コレステロール

脳卒中の原因 コレステロール 不足も

脳卒中の原因 コレステロール

脳卒中の原因 コレステロール不足もリスク要因ということはあまり知られていないかもしれません。高血圧の食事療法でまず、取り組むのは、減塩ですが、コレステロールについては、どう考えたらいいのでしょうか?

高コレステロール血症が高血圧と合併すると、冠状動脈硬化の進行を助長し、心筋梗塞の発症を促すことが確認されています。

ところが、一方で高血圧の場合、血清コレステロール値が低いと、これもまた危険だ。動脈硬化には大きくわけて2つのタイプがあります。

コレステロールを全て敬遠するのは、間違いだということです。

まずひとつ目のタイプは、心臓の表面を走る冠状動脈の血管にコレステロールが沈着し、内腔を狭くしてしまう動脈硬化です。

もうひとつは、コレステロールやたんぱく質の摂取量が不足したが原因で脳の細い動脈が硬くなり、もろく変性する動脈硬化です。

コレステロールは、細胞膜をつくる材料になるので、不足すると血管壁の細胞膜が弱くなって、破れやすくなり脳出血などの原因となります。
日本は、このタイプが昔から多く、コレステロール不足が原因とされています。

現在でも、脳出血の多い地域の人達の血液を調べてみると、一般にタンパク濃度が低く、同時にコレステロール値も低いことが確認されています。

日本人は、もともとコレステロールを摂取しても血液中のコレステロール値が上昇しにくいDNAをもっているのです。

高血圧で、ただでさえ、血管が傷んでいるところへ新しい細胞膜の材料となるコレステロールの摂取が不足すれば、いつ脳出血が起きても不思議でないということになります。

血清コレステロールは、180 ~ 200mg/dl に保つのが理想です。150mg/dl 以下で高血圧を合併しているのであれば、脳出血の危険性が高くなってしまいます。

逆に 220mg/dl を越えるようであれば、心筋梗塞の危険がでてくる。コレステロールや脂肪の摂取量を少なくし、食物繊維などを豊富に摂取する習慣をつけましょう。食事で上手に食物繊維が摂れない人はこちらの イサゴール がおすすめです。粉末タイプになっているので水に溶かして飲めばいいでしょう。

便秘を解消すれば血圧は下がる

タウリン 血圧 を下げる 魚介類に豊富に含まれる

タウリン 血圧

タウリン 血圧 を下げる 魚介類に豊富に含まれます。お祭りなどの屋台が並ぶ季節は楽しいものです。屋台が並ぶとイカ焼きのいい香りが漂ってきて自然と手がのびてしまう。あの香ばしい、においは、イカに含まれるタウリンという成分が燃えたときに生じるものです。

タウリンはイカだけでなく魚介類全般に含まれており、魚ではタラやヒラメなどに特に豊富に含まれる。最近の研究では、このタウリンが体内に入るとさまざまなよい働きをすることが明らかになってきました。

そのひとつに血圧降下作用がある。人的に開発された「脳卒中ラット」は、普通の飼料)たんぱく質を2割含む)で育てるだけで重症の高血圧になり、そのほとんどが脳卒中を起こして死亡します。
ところが、魚のたんぱく質を5割ほど加えた高たんぱく食で育てると、普通食を与えたものより血圧が低下するうえに、脳卒中を起こさなくなるのです。
それに対して、同じ高たんぱく食でも、大豆のたんぱく質を5割加えたエサを与えた場合は脳卒中は起きなかったが、血圧は下がりませんでした。

この実験結果から、魚のたんぱく質を構成しているアミノ酸の中に血圧を下げる働きがあることが予想される。これを詳しく調べた結果、「タウリン」の働きによるものであることが確認されました。

タウリンは、イオウを含んだアミノ酸の一種に血圧降下作用があることがわかった。タウリンだけを取り出し、脳卒中ラットに与えた場合は、血圧上昇が確認されました。

ではなぜ?タウリンに血圧降下作用があるのでしょうか?
自律神経には、交感神経と福交感神経の2つがあり、これが交互に拮抗しながら働いている。血圧をコントロールしているのも自律神経で交感神経の興奮が高まると末梢神経が収縮したり、心臓の鼓動が高まったりして血圧が上昇します。

タウリンは、脳にある自律神経の中枢に作用し、交感神経の興奮をしずめることによって血圧が降下すると考えられています。
高血圧のラットにタウリンを注入すると、血圧が降下することがわかっています。

さらに、タウリンには、血中コレステロールを下げる効果もある。コレステロールは、人間が生きていくためには必須の成分になるが、増えすぎると動脈硬化を引き起こす。
そこで、余分なコレステロールは肝臓で処理されて、胆汁になって排泄される。したがってタウリンにはコレステロールを胆汁にして排出しやすくする作用があるということになる。
タウリンを十分に摂取しておけば、余分なコレステロールが体外に排出され、血中コレステロールが下がることになる。

タウリンはさきほどの解説のとおり、交感神経の興奮をしずめる作用がある。交感神経が興奮すると、神経や副腎からノルアドレナリンやアドレナリンが血液の中に放出される。
ストレスが強く、いつもこのようなホルモンが増えると、血圧が動揺し、動脈の壁を攻撃してコレステロールもたまりやすくなる。これがストレスが強いと動脈硬化が進み、心筋梗塞が増える理由になる。

ストレスはできるだけ避けた方がいいが、実際には難しい。そんなときは、タウリンを十分に摂取し、交感神経の興奮を抑制できれば動脈硬化も防げることになる。
職場や学校でストレスを感じやすい自覚がある人は、肉食より魚食を増やすことで対処できることになる。

タウリンを多く含む食品類

タウリンを豊富に含む主な食品は、魚介類。とくにさざえ、トコブシ、カキ、ホタテなどの貝類、たこ、かつお、いか、ぶりの血合いなどに多く含まれます。肉類にも含まれますが、その量は魚介類に比べると僅かです。タウリンの1日の摂取量はとくに決められているわけではないが、効果的な働きを期待するのであれば、1日に500mg~3gを目安に摂取するといいでしょう。

効果的な摂取方法

食品から摂取する場合、調理法によっては成分が失われる場合もあるため、新鮮な食材であれば生のまま食べるのがおすすめです。
タウリンは、尿から排出されるため毎日摂取が基本です。

効果的な摂取のタイミング

肉体疲労や目の疲れを感じたときがオススメ!お酒を飲む機会や脂っこい食事が続いているなどの時にもよい。内臓機能の低下、血圧上昇、コレステロール値の増加傾向などが思い当たる場合には、積極的に摂取。

なお、タウリンについては、こちらのサプリメントのサイトにも詳しい情報がある。こちらでは肝臓強化について書かれていますが、同様に血圧を下げる効能についても記載があります。

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