2011年 10月 の投稿一覧

タウリン 血圧 を下げる 魚介類に豊富に含まれる

タウリン 血圧

タウリン 血圧 を下げる 魚介類に豊富に含まれます。お祭りなどの屋台が並ぶ季節は楽しいものです。屋台が並ぶとイカ焼きのいい香りが漂ってきて自然と手がのびてしまう。あの香ばしい、においは、イカに含まれるタウリンという成分が燃えたときに生じるものです。

タウリンはイカだけでなく魚介類全般に含まれており、魚ではタラやヒラメなどに特に豊富に含まれる。最近の研究では、このタウリンが体内に入るとさまざまなよい働きをすることが明らかになってきました。

そのひとつに血圧降下作用がある。人的に開発された「脳卒中ラット」は、普通の飼料)たんぱく質を2割含む)で育てるだけで重症の高血圧になり、そのほとんどが脳卒中を起こして死亡します。
ところが、魚のたんぱく質を5割ほど加えた高たんぱく食で育てると、普通食を与えたものより血圧が低下するうえに、脳卒中を起こさなくなるのです。
それに対して、同じ高たんぱく食でも、大豆のたんぱく質を5割加えたエサを与えた場合は脳卒中は起きなかったが、血圧は下がりませんでした。

この実験結果から、魚のたんぱく質を構成しているアミノ酸の中に血圧を下げる働きがあることが予想される。これを詳しく調べた結果、「タウリン」の働きによるものであることが確認されました。

タウリンは、イオウを含んだアミノ酸の一種に血圧降下作用があることがわかった。タウリンだけを取り出し、脳卒中ラットに与えた場合は、血圧上昇が確認されました。

ではなぜ?タウリンに血圧降下作用があるのでしょうか?
自律神経には、交感神経と福交感神経の2つがあり、これが交互に拮抗しながら働いている。血圧をコントロールしているのも自律神経で交感神経の興奮が高まると末梢神経が収縮したり、心臓の鼓動が高まったりして血圧が上昇します。

タウリンは、脳にある自律神経の中枢に作用し、交感神経の興奮をしずめることによって血圧が降下すると考えられています。
高血圧のラットにタウリンを注入すると、血圧が降下することがわかっています。

さらに、タウリンには、血中コレステロールを下げる効果もある。コレステロールは、人間が生きていくためには必須の成分になるが、増えすぎると動脈硬化を引き起こす。
そこで、余分なコレステロールは肝臓で処理されて、胆汁になって排泄される。したがってタウリンにはコレステロールを胆汁にして排出しやすくする作用があるということになる。
タウリンを十分に摂取しておけば、余分なコレステロールが体外に排出され、血中コレステロールが下がることになる。

タウリンはさきほどの解説のとおり、交感神経の興奮をしずめる作用がある。交感神経が興奮すると、神経や副腎からノルアドレナリンやアドレナリンが血液の中に放出される。
ストレスが強く、いつもこのようなホルモンが増えると、血圧が動揺し、動脈の壁を攻撃してコレステロールもたまりやすくなる。これがストレスが強いと動脈硬化が進み、心筋梗塞が増える理由になる。

ストレスはできるだけ避けた方がいいが、実際には難しい。そんなときは、タウリンを十分に摂取し、交感神経の興奮を抑制できれば動脈硬化も防げることになる。
職場や学校でストレスを感じやすい自覚がある人は、肉食より魚食を増やすことで対処できることになる。

タウリンを多く含む食品類

タウリンを豊富に含む主な食品は、魚介類。とくにさざえ、トコブシ、カキ、ホタテなどの貝類、たこ、かつお、いか、ぶりの血合いなどに多く含まれます。肉類にも含まれますが、その量は魚介類に比べると僅かです。タウリンの1日の摂取量はとくに決められているわけではないが、効果的な働きを期待するのであれば、1日に500mg~3gを目安に摂取するといいでしょう。

効果的な摂取方法

食品から摂取する場合、調理法によっては成分が失われる場合もあるため、新鮮な食材であれば生のまま食べるのがおすすめです。
タウリンは、尿から排出されるため毎日摂取が基本です。

効果的な摂取のタイミング

肉体疲労や目の疲れを感じたときがオススメ!お酒を飲む機会や脂っこい食事が続いているなどの時にもよい。内臓機能の低下、血圧上昇、コレステロール値の増加傾向などが思い当たる場合には、積極的に摂取。

なお、タウリンについては、こちらのサプリメントのサイトにも詳しい情報がある。こちらでは肝臓強化について書かれていますが、同様に血圧を下げる効能についても記載があります。

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みかん 血圧 を下げる果物 りんごもおすすめ

みかん 血圧

みかん 血圧 を下げる果物 りんごもおすすめです。多種多様な果物がスーパーなどに陳列され売られているのですが、昔と変わらずに現在も人気を集めているのが、秋口から春先まで楽しめるりんごとみかん。爽やかで甘酸っぱい、あの味が大好きな人も多いはずです。冬の果物ですが、好きな人が多く箱買いする人も多いですね。

そんなりんごとみかんに高血圧対策に重要な役割を果たすことがわかっています。りんごとみかんに含まれる血圧に関する有効成分は、大きく分けてふたつ。直接的に作用するカリウムです。もうひとつ、間接的に作用する食物繊維です。

このふたつの作用は芋類のところでも紹介したとおり同様の効果があります。

カリウムの血圧降下作用については、世界各国の研究者がさまざまな報告を行っています。カリウムには、ナトリウムの排泄を促進させる効果があり、カリウム不足になると、高血圧になりやすくなることがわかっています。

両親が高血圧であったりどちらか一方の親が高血圧である場合、脳卒中で亡くなったりしている場合には、ナトリウムの摂取を制限すると同時にカリウムを十分に摂取することが大切です。積極的に摂る食習慣を確立しましょう。

このカリウムはりんごやみかんの他、野菜にも多く含まれるが、野菜の場合、火を通してしまうとカリウムは半減してしまいます。カリウムは水に溶けやすい性質から、ゆでたり煮たりすると、汁や水の中に溶け出してしまいます。

生で食べる場合には、カリウムも十分に摂取可能だが、塩やドレッシングで塩分摂取過多になる傾向があるので気をつけることが大切です。

こうしたことを考慮しても、生のまま手を加えることなく食べられるりんご、みかんは無駄のないカリウム補給源となる。一方、食物繊維効果も見逃すことが出来ません。
食物繊維は、便通を整えて大腸ガンを予防、また、コレステロールの代謝にもよい影響を与える。高血圧とコレステロールとの関係は次のようになります

血中のコレステロールが増加 → 動脈硬化が促進 → 全身の血管に病変が起きる → 細小動脈がかたくなる → 末梢血管抵抗が高まる → 血液循環させる圧力が高くなる → 高血圧

血中のコレステロールのうち、食べ物に由来する分はわずか10~20%にすぎずほとんどは肝臓で合成されたものです。一方、体内のコレステロールの大部分は肝臓と胆汁酸という物質に変えられ、胆汁の成分となりどんどん小腸へと排泄されます。
これがそのまま便と一緒に排泄されてしまえば問題ないが、この胆汁酸は小腸の下流のほうで再び吸収されて肝臓へと運搬され、またまたコレステロールに合成されてしまいます。
これを肝臓と腸との間を循環しているという意味で腸肝循環といいます。

しかし、このとき、腸の中に食物繊維が存在していると、胆汁酸が繊維にくっつき、腸から再吸収されにくくなります。
食物繊維としのこの作用は、非常にマイルドなものだが、確実にコレステロールの再吸収を抑制してくれます。

日頃から食物繊維を習慣的に摂取していれば、高血圧や動脈硬化を防ぐことになります。

食生活のポイント

芋類 血圧 を下げる栄養素が豊富

芋類 血圧

芋類 血圧 を下げる栄養素が豊富です。南米のエクアドルのプリカバンバは世界的にも非常に有名な長寿地域。この地域の食生活をクローズアップしてみます。すると「ユッカ」といわれる里芋に似た繊維の多い芋とトウモロコシを主食にしています。
さらに中国の南部に貴陽という地域があり、ここは高血圧患者が少ないことで世界的に有名。海抜1000mほどの高地で産物はそれほど豊かではないが、ここでもトウモロコシ大豆を豊富に食べているといいます。

日本では、山梨県の棡原が長寿村として有名です。やはり里芋や小粒のじゃがいもを食べる習慣がある。沖縄は現在、世界一寿命が長い地域だが、さつまいもを主食にしいます。

これらの長寿地域の特徴で共通しているのは、「芋」を常食している点です。芋が長寿に役立っている点はいくつかあるが、やっぱりカリウムと食物繊維がキーワードになります。
カリウムと食物繊維は、塩の成分であるナトリウムの排泄を促し、高血圧の予防になるためです。

実際、その後の調査で芋をたくさん食べる習慣の地域では、高血圧の人がほとんどいないことがわかっています。

カリウムとナトリウムは、人間にとって体に大切なミネラルです。簡潔に説明すると、カリウムは細胞の中に多く、ナトリウムは細胞の外に多く含まれます。
細胞が正常に機能するためには、この両者が一定の濃度に保たれなければならない。ところが、塩を摂りすぎて、体内のナトリウムが増えると、細胞の中にもナトリウムが増えてくる。ナトリウムは水を引き込む性質をもつため、細胞は水ぶくれの状態になってしまいます。それが血管の壁をつくっている細胞で起こると、血管の壁はふくれあがったしまい、血管の通り道が狭くなってしまいます。その結果、血管に圧力がかかって血圧が上昇するというわけです。

ところが、このときにカリウムを十分に摂取していれば、細胞内にあるポンプのようなものがカリウムをくみ入れることによって、かわりにナトリウムを追い出すように働き、追い出されたナトリウムは尿として排泄されるのです。
細胞が水ぶくれになることなく血圧の上昇も起きないのです。

一方、食物繊維には、ナトリウムと吸着して便として出してしまう働きがあります。つまり、食物繊維を十分にとっていれば、塩の体内への吸着が少なくてすみます。
このように、高血圧を予防するには、カリウムや食物繊維を十分にとることが大事。当然、ナトリウムを増やさないために塩の摂取量を控えることも同時に行う。やや濃い味付けが好みで習慣化してしまっている人は、カリウムと食物繊維の摂取がポイントになります。

日本人の塩分摂取量は年々増加傾向にあり、高血圧患者も多いことから食物繊維とカリウムの摂取が重要です。

食生活のポイント