食生活のポイント

椎茸のもどし汁 血圧 を下げる目的なら1日1杯でOK

椎茸のもどし汁 血圧

椎茸のもどし汁 血圧 を下げる目的なら1日1杯でOKです。椎茸のその高い栄養素は、周知の通り。よくガンが治るなどの効能も耳にします。当然、高血圧への薬効も高く、古くから中国や日本でも言い伝えられています。

椎茸のもどし汁 血圧 を下げる動物実験

近年、その科学的な裏付けがなされていっそう信頼性を増しています。国立栄養研究所の故・鈴木博士にようる実験が興味深いものです。

高血圧自然発症ねずみを使って、椎茸のもどし汁に血圧を下げる作用があることを確認した。まず、生後11週目の高血圧ねずみを2つのグループに分け、一方に椎茸のエキス(もどし汁)を20週目まで与え続けた。椎茸のエキスは、干し椎茸30gを1リットルの水に一晩つけたものを使用しました。

その結果、椎茸のエキスを与えたねずみは、与えなかったネズミにくらべて明らかに血圧が低く抑えられました。次に20週目以降、椎茸のエキスを中止して、ただの水だけに戻すと血圧は上昇し、最終的には水だけを与えたねずみと同じに戻ってしまいました。

この実験結果からもわかるように椎茸にはすぐれた降圧作用があることがわかりました。そして生まれつき高血圧になる素質のあるねずみでも椎茸エキスを飲んでいる限り、血圧の上昇を確実に抑制することが証明されたのです。

椎茸には、エリタデニンという成分が含まれ、このエリタデニンには血中のコレステロールを下げる作用があり、血圧を下げる働きにも役立っていることが確認されています。

さて、この椎茸のもどし汁が人間にも同様に作用するかについてですが、これについては、専門家が臨床に用いた結果が報告されています。患者に椎茸のもどし汁をすすめて、よい結果がえています。
椎茸のもどし汁は、干し椎茸1~2個をコップ1杯の水に浸して一晩おいたものを使用しました。
平均的には、1~2ヶ月間続けると、血圧が下がりました。

人間の場合は、年齢、症状、生活環境も異なるため、ネズミの実験のように一律に効果との因果関係は測れないのは当然ですが、血圧降下作用があることだけは確かに確認できました。

椎茸のもどし汁を捨ててしまった人は是非その汁も料理などに使うようにしてほしいと思います。

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わかめ 血圧 昆布 わかめ などの海草類には血圧を下げる有効成分が豊富に含まれる

わかめ 血圧

わかめ 血圧 昆布 わかめ などの海草類には血圧を下げる有効成分が豊富に含まれます。血圧を下げる作用としてわかめや昆布などの海草類が有名ですが、これについて科学的な側面からも検証したいと思います。海草類には、アルギン酸という食物繊維が豊富に含まれます。これが血圧を上げる原因となるナトリウム(塩分)を排泄して、結果、血圧を下げるきっかけになるというものです。血圧が高い人は、海藻サラダをたくさん食べるように病院で言われますが、どのような作用が血圧を下がるのでしょうか?

海藻サラダ

海藻サラダ

その仕組みはこうです

海草類には、カリウムやカルシウムをはじめとするミネラルが豊富に含まれていてそれらはアルギン酸と結合しています。ところが、胃の中に入ると、結合していたアルギン酸とミネラルは分離します。
胃の中は酸性で、この状態では結合していたアルギン酸は胃の中ではほとんど消化されずにアルギン酸とミネラルは分離してバラバラになる性質があるためです。

アルギン酸は胃の中ではほぼ消化されないため、そのまま腸へと流れます。すると、こちらはアルカリ性のためミネラルはアルギン酸と結合しようとします。この時、腸にあるミネラルは、もちろんわかめや昆布のものだけではなく一番多いミネラルはナトリウムとなります。
このナトリウムは、アルギン酸と結合したり、アルギン酸の鎖状にからみあった分子の網の目の中にとりこまれる。アルギン酸は腸管では大部分が消化吸収されることなく、便として排出されるためにナトリウムも一緒に排出されて血圧が低下するという仕組みです。

つまり、アルギン酸は血圧を下げる作用のあるカリウムなどを比較的多く体内に残し、血圧を上げる作用のあるナトリウムを体外に排出するよう機能するのです。高血圧体質、高血圧患者には必須の栄養素なのです。

また、海草類には、フコイダンという食物繊維も含まれアルギン酸とこのフコイダンには、血中のコレステロールを減らす作用もあります。アルギン酸やフコイダンは食物中のコレステロールの一部を吸着して便とももに体外に排出し、腸から吸収されるコレステロールの量を減らす。さらに、コレステロールは、リポタンパクの分解を間接的に促進する作用があります。
これらが血中コレステロールを下げ、動脈硬化を防止し、血圧を安定させます。
こうした食物繊維のほか海草類には、フコステロールという成分も含まれ、これは海藻のみにしか含まれない成分で特にわかめ、昆布に多く含まれます。

このフコステロールは、コレステロールの仲間で、普通のコレステロールとは異なり血圧を下げる作用があります。コステロールは、細胞にカリウムを送り込む作用を間接的に助けており、ナトリウムとカリウムのバランスをカリウムのほうへカリウムの方へと持っていく作用があります。
さらに、フコステロールには血液をさらさらにして血栓ができるを防ぐ作用もあります。心筋梗塞や脳梗塞の防止にもなります。
わかめ、昆布などの海藻には血圧をはじめとする成人病を防ぐ成分が豊富に含まれているのです。

夕食の食べ過ぎは内臓脂肪を増やし血圧を上昇させてしまうので夕食前に食物繊維たっぷりの酵素入り青汁を飲む

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牛乳に含まれる良質なたんぱく質は血圧を下げる

牛乳に含まれる良質なたんぱく質は血圧を下げる

牛乳に含まれる良質なたんぱく質は血圧を下げる 効果についての情報です。成長期には、誰もが一生懸命飲んだ牛乳。栄養豊富であることは言うまでもない。ところが、中高年世代には、牛乳や乳製品を積極的に摂取する習慣がない。
貧しい時代を生き抜いてきた人たちには「乳製品=贅沢品」というイメージがなかなか拭えないでいることも原因なのかもしれない。

世界の長寿村といえば有名なのが「コーカサス地方」100歳以上の老人が多い事で知られているが、歳をとっても元気でいるのは、血管の病気が少ないからだ。

この地方の食生活を調べてみると、牛乳や乳製品を豊富に摂取していることがわかる。さらに北海道の酪農家を対象にした調査でも牛乳を飲む人に長寿者が多く、男女とも80歳以上の80%が毎日、牛乳を飲んでいる。ことがわかった。

牛乳のたんぱく質には高血圧を防ぐ作用がある。このことは次の実験で明らかになった。

牛乳のたんぱく質には、ホエーたんぱく質とカゼインたんぱく質がある。脳卒中のラットを

  1. 普通のエサを与える
  2. ホエーたんぱく質入りのエサを与える
  3. カゼインたんぱく質入りのエサを与える

の3グループにわけた。これで血圧の変動と脳卒中の発症を調べてみた。
1のエサを与えたねずみは100日を過ぎた頃から血圧は 200 ミリも上昇し、その後下がらなかった。この状態が続くと、高い圧力のために血管は次第に弾力を失い動脈硬化を起こす。すると血液がかたい管の中を無理やり通らなければならないために、ますます血圧は上がり、さらに動脈硬化が進行するという悪循環が起きる。
一方2・3の牛乳のたんぱく質を与えたねずみは、長期的には血圧上昇が抑制され、安定した数値を示し、脳卒中の発症もずっと遅らせることができた。

この実験からもわかるように、牛乳のたんぱく質には、血管をしなやかにして動脈硬化を防ぐ作用があり、そのおかけげで慢性の高血圧を予防することが確認された。

さらに、牛乳のたんぱく質には、メチオニンなどのイオウを含むアミノ酸が多く含まれこれらのアミノ酸には脳の中枢に働きかけて交感神経の興奮を抑え、血圧を下げる作用があることもわかった。

牛乳には、カルシウムやカリウムといった血圧を下げるその他の栄養素がたっぷり含まれていることも忘れてはならない。

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