コレステロール不足は脳卒中の原因になる?

2017年9月24日

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高血圧の食事療法でまず、取り組むのは、減塩ですが、コレステロールについては、どう考えたらいいのか?

高コレステロール血症が高血圧と合併すると、冠状動脈硬化の進行を助長し、心筋梗塞の発症を促すことが確認されている。

ところが、一方で高血圧の場合、血清コレステロール値が低いと、これもまた危険だ。動脈硬化には大きくわけて二つのタイプがある。

コレステロールを全て敬遠するのは、間違いだということだ。

まずひとつ目のタイプは、心臓の表面を走る冠状動脈の血管にコレステロールが沈着し、内腔を狭くしてしまう動脈硬化。

もうひとつは、コレステロールやたんぱく質の摂取量が不足したが原因で脳の細い動脈が硬くなり、もろく変性する動脈硬化。

コレステロールは、細胞膜をつくる材料になるので、不足すると血管壁の細胞膜が弱くなって、破れやすくなり脳出血などの原因となる。
日本は、このタイプが昔から多く、コレステロール不足が原因とされている。

現在でも、脳出血の多い地域の人達の血液を調べてみると、一般にタンパク濃度が低く、同時にコレステロール値も低いことが確認されている。

日本人は、もともとコレステロールを摂取しても血液中のコレステロール値が上昇しにくいDNAをもっている。

高血圧で、ただでさえ、血管が傷んでいるところへ新しい細胞膜の材料となるコレステロールの摂取が不足すれば、いつ脳出血が起きても不思議でないということになる。

血清コレステロールは、180~200mg/dlに保つのが理想。150mg/dl 以下で高血圧を合併しているのであれば、脳出血の危険性が高くなる。

逆に220mg/dlを越えるようであれば、心筋梗塞の危険がでてくる。コレステロールや脂肪の摂取量を少なくし、食物繊維などを豊富に摂取する習慣をつけたい。

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