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わかめ 血圧 昆布 わかめ などの海草類には血圧を下げる有効成分が豊富に含まれる

わかめ 血圧

わかめ 血圧 昆布 わかめ などの海草類には血圧を下げる有効成分が豊富に含まれます。血圧を下げる作用としてわかめや昆布などの海草類が有名ですが、これについて科学的な側面からも検証したいと思います。海草類には、アルギン酸という食物繊維が豊富に含まれます。これが血圧を上げる原因となるナトリウム(塩分)を排泄して、結果、血圧を下げるきっかけになるというものです。血圧が高い人は、海藻サラダをたくさん食べるように病院で言われますが、どのような作用が血圧を下がるのでしょうか?

海藻サラダ

海藻サラダ

その仕組みはこうです

海草類には、カリウムやカルシウムをはじめとするミネラルが豊富に含まれていてそれらはアルギン酸と結合しています。ところが、胃の中に入ると、結合していたアルギン酸とミネラルは分離します。
胃の中は酸性で、この状態では結合していたアルギン酸は胃の中ではほとんど消化されずにアルギン酸とミネラルは分離してバラバラになる性質があるためです。

アルギン酸は胃の中ではほぼ消化されないため、そのまま腸へと流れます。すると、こちらはアルカリ性のためミネラルはアルギン酸と結合しようとします。この時、腸にあるミネラルは、もちろんわかめや昆布のものだけではなく一番多いミネラルはナトリウムとなります。
このナトリウムは、アルギン酸と結合したり、アルギン酸の鎖状にからみあった分子の網の目の中にとりこまれる。アルギン酸は腸管では大部分が消化吸収されることなく、便として排出されるためにナトリウムも一緒に排出されて血圧が低下するという仕組みです。

つまり、アルギン酸は血圧を下げる作用のあるカリウムなどを比較的多く体内に残し、血圧を上げる作用のあるナトリウムを体外に排出するよう機能するのです。高血圧体質、高血圧患者には必須の栄養素なのです。

また、海草類には、フコイダンという食物繊維も含まれアルギン酸とこのフコイダンには、血中のコレステロールを減らす作用もあります。アルギン酸やフコイダンは食物中のコレステロールの一部を吸着して便とももに体外に排出し、腸から吸収されるコレステロールの量を減らす。さらに、コレステロールは、リポタンパクの分解を間接的に促進する作用があります。
これらが血中コレステロールを下げ、動脈硬化を防止し、血圧を安定させます。
こうした食物繊維のほか海草類には、フコステロールという成分も含まれ、これは海藻のみにしか含まれない成分で特にわかめ、昆布に多く含まれます。

このフコステロールは、コレステロールの仲間で、普通のコレステロールとは異なり血圧を下げる作用があります。コステロールは、細胞にカリウムを送り込む作用を間接的に助けており、ナトリウムとカリウムのバランスをカリウムのほうへカリウムの方へと持っていく作用があります。
さらに、フコステロールには血液をさらさらにして血栓ができるを防ぐ作用もあります。心筋梗塞や脳梗塞の防止にもなります。
わかめ、昆布などの海藻には血圧をはじめとする成人病を防ぐ成分が豊富に含まれているのです。

夕食の食べ過ぎは内臓脂肪を増やし血圧を上昇させてしまうので夕食前に食物繊維たっぷりの酵素入り青汁を飲む

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食生活のポイント

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牛乳に含まれる良質なたんぱく質は血圧を下げる

牛乳に含まれる良質なたんぱく質は血圧を下げる

牛乳に含まれる良質なたんぱく質は血圧を下げる 効果についての情報です。成長期には、誰もが一生懸命飲んだ牛乳。栄養豊富であることは言うまでもない。ところが、中高年世代には、牛乳や乳製品を積極的に摂取する習慣がない。
貧しい時代を生き抜いてきた人たちには「乳製品=贅沢品」というイメージがなかなか拭えないでいることも原因なのかもしれない。

世界の長寿村といえば有名なのが「コーカサス地方」100歳以上の老人が多い事で知られているが、歳をとっても元気でいるのは、血管の病気が少ないからだ。

この地方の食生活を調べてみると、牛乳や乳製品を豊富に摂取していることがわかる。さらに北海道の酪農家を対象にした調査でも牛乳を飲む人に長寿者が多く、男女とも80歳以上の80%が毎日、牛乳を飲んでいる。ことがわかった。

牛乳のたんぱく質には高血圧を防ぐ作用がある。このことは次の実験で明らかになった。

牛乳のたんぱく質には、ホエーたんぱく質とカゼインたんぱく質がある。脳卒中のラットを

  1. 普通のエサを与える
  2. ホエーたんぱく質入りのエサを与える
  3. カゼインたんぱく質入りのエサを与える

の3グループにわけた。これで血圧の変動と脳卒中の発症を調べてみた。
1のエサを与えたねずみは100日を過ぎた頃から血圧は 200 ミリも上昇し、その後下がらなかった。この状態が続くと、高い圧力のために血管は次第に弾力を失い動脈硬化を起こす。すると血液がかたい管の中を無理やり通らなければならないために、ますます血圧は上がり、さらに動脈硬化が進行するという悪循環が起きる。
一方2・3の牛乳のたんぱく質を与えたねずみは、長期的には血圧上昇が抑制され、安定した数値を示し、脳卒中の発症もずっと遅らせることができた。

この実験からもわかるように、牛乳のたんぱく質には、血管をしなやかにして動脈硬化を防ぐ作用があり、そのおかけげで慢性の高血圧を予防することが確認された。

さらに、牛乳のたんぱく質には、メチオニンなどのイオウを含むアミノ酸が多く含まれこれらのアミノ酸には脳の中枢に働きかけて交感神経の興奮を抑え、血圧を下げる作用があることもわかった。

牛乳には、カルシウムやカリウムといった血圧を下げるその他の栄養素がたっぷり含まれていることも忘れてはならない。

食生活のポイント

酢 血圧 を下げる天然の降圧剤

酢 血圧

酢 血圧 を下げる天然の降圧剤です。酢が体にいいことは、もう周知のとおりです。さらに、酢には血圧上昇を抑制する働きがあります。最近では、酢の研究がすすめられ「なぜ?血圧上昇を抑制するのか」がわかってきました。ネズミによる実験結果で酢による間接的、直接的に作用する血圧上昇抑制効果を解説したいと思います。
高血圧の症状を改善、軽減 | お酢の健康メモ

酢は天然の降圧剤

酢は天然の降圧剤

食酢ランキングはこちら。

まず血圧はなぜ上昇するのか?という基本からです。血圧は、血管の中にアンジオテンシンⅡというペプチドがあると上昇します。ペプチドというのは、2個以上のアミノ酸が結合してできた化合物です。

では、アンジオテンシンⅡがどうやって生成されるのかというと、アンジオテンシンⅠというペプチドがある酵素の働きによって変化しつくられまる。このときに働く酵素はアンジオテンシン変換酵素と呼ばれるもので、これは血管の内側の壁をつくっている内皮細胞というところで作られます。

ところが、高血圧の特効薬にカプトプリという薬があるが、この薬はアンジオテンシン変換酵素が活発に働くのを阻害することで、血圧の上昇を抑制します。酢の中にはこのカプトプリルと似た働きをするペプチドが存在します。

酢がアンジオテンシン変換酵素の働きを抑制していることを明らかにするために、次のような実験があります。

ネズミの肺から取り出して凍結乾燥させたアンジオテンシン変換酵素に黒酢を加えてこの酵素の働きがどのように変化するのかを調べてみました。結果は、黒酢の濃度が1mlあたる62.5マイクログラム(1マイクログラムは100万分の1g)までは、血圧を上げる働きを封じることはできなかったが、500マイクログラムでは、なんと38%まで封じられました。

この実験の結果から酢と血圧の関係を確かめるために、酢を飲ませたネズミと飲ませないネズミの血圧の変化を調べる実験を行われました。

ネズミの血圧の変化を調べる実験

ネズミの血圧の変化を調べる実験

  1. 普通の水を自由に飲ませるグループ
  2. 飲料水にネズミの体重1kgあたり1gの黒酢のエキスを入れて自由に飲ませるタイプ
  3. 飲料水にネズミの体重1kgあたり0.25gの黒酢のエキスを入れて自由に飲ませるタイプ

の3つのグループに分けました。
ネズミの血圧を測定してみた。2日目と6日目に測定しました。
1のネズミは開始日を100とすると2日目…104、6日目…101
2のネズミは開始日を100とすると2日目…91、6日目…91
3のネズミは開始日を100とすると2日目…91、6日目…86
という結果がでた。
酢の濃度が低い3のほうがより血圧が下がったのは、不思議ですが、実験に使ったネズミの数がやや少なかったことも原因してばらつきがでてしまったようにも思われました。いずれにしても酢入りの水を飲んだネズミの血圧が下がったことは紛れもない事実です。

この実験からわかるように酢には、直接血圧の上昇を抑える作用があるということです。間接的に血圧を安定させる働きもあわせもっているのです。
脂肪の合成を抑制して、高血圧の大敵である肥満を防ぐ作用があり、利尿作用も確認されている。尿がでれば、塩分(ナトリウム)が排泄されやすくなるため血圧を下げる作用が期待できます。

酢は血圧ばかりでなく体の不調を改善する作用に富んでいるのでスーパーなどでも酢のコーナーは品揃えが豊富です。しかし、なかなか質のいい酢は見つかりません。
食酢のランキングから自分の口に合うものを見つけるといいでしょう。

食生活のポイント