酢 減塩 に上手に活用できる牛乳も同様に減塩に役立ちます。酢が体にいいことは、ほとんどの人がわかっていると思います。料理に上手に活用すると、塩分を控えることができて減塩に慣れるよいきっかけになります。酢や牛乳をうまく活用することで無理なく減塩にできます。また減塩を行うための5つのポイントも紹介。
魚介類、海藻などを酢の物にしたり、きゅうり、なす、きゃべつなどを酢であえたりすれば、味付けにはほんのわずかな塩だけでおいしく食べることができます。夏の定番料理です。
また、豚やマリネなどの料理も同じようにごくわずかな塩分でおいしく料理を仕上げることができます。酢だけでなく、ゆず、だいだい、グレープフルーツなどの柑橘類のしぼり汁の酸味も料理との相性がよく、減塩には欠かせない調味料となります。酢っぱいものは塩分が少なくても旨味がでます。
天ぷらや焼き魚、唐揚げなどにこれらのしぼり汁をかけると天つゆや醤油で食べるのとはまた、違ったおいしさを味わうことができます。
酢と同じように牛乳も塩分を減らす為に活用することできます。牛乳は、栄養バランスのとれた食品で、高血圧や脳卒中の予防に大切なたんぱく質とカリウムが豊富に含まれます。外食のときにメニュー選びに迷ったときにドリアやグラタンを選ぶと塩分が少なくてすむのですが、牛乳を使っているために、旨味が塩抜きで出せるからです。
また、日本人はカルシウム不足が定着してしまっているため、牛乳はカルシウムの摂取にも大いに活躍します。
栄養価が高く、減塩できるのであれば活用しない手はない。
減塩を成功させる 5 つのポイント
ごはんを少なくおかずを多く
白いご飯が大好きな人は多いのですが、主食と考えてしまうと塩辛いおかずがほしくなるため、おかずのほうを多めにし、薄味のおかずを多く作ります。おかずを食卓に多めに並べて、ごはんはひとまわり小さなお茶碗に変更します。
ごはんにおかずを添えるのでなく、おかずにご飯を添えるという逆の発想をしましょう。
できる限り新鮮な素材を使う
新鮮であれば、魚や野菜などには、それ自体に旨味やおいしさがあります。濃い味付けはむしろそのものの味を消してしまうため、濃い味付けは不要です。慣れてくると味の濃いものを敬遠するようになります。
焼き魚や焦げた風味を利用
焼き味や焦げ味は独特な風味で薄味でも香ばしく減塩でも食べられる。あまり焦げすぎたものは、体によくないが、適度に焦げがついた焼き魚などには、大根おろしやレモン汁をかけることでおいしく食べることができます。
香辛料や香味野菜を!
わさび、からし、こしょう、カレー粉などの香辛料は、塩分はゼロでもかなり風味や味が強く減塩に取り組んでいる人には、必須の食材です。
三つ葉やしそ、ぱせり、しょうが、ねぎ、にんにく、さんしょうといった香りのある野菜を活用するとさらに減塩することができます。
だしやうみみを活用
こんぶ、しいたけ、鰹節といっただしの旨味も塩味の薄さを気にさせません。