アカシアポリフェノール は血糖値を下げたり、ヘモグロビンA1C を下げる効果が注目され、糖尿病の方に注目されているポリフェノール成分ですが、ある研究チームが高血圧にも効果を発揮することが確認されています。アカシアポリフェノール 降圧効果 については 実験も行われており確かな情報です。
降圧効果 もある アカシアポリフェノール
アカシアポリフェノール 降圧効果 について紹介します。研究では、高血圧を発症する遺伝子をもった実験用ネズミ・SHR ラット （高血圧ラット） のえさに、アカシアポリフェノール を3 ％ 混ぜて与え続ける実験を行い、1週め、2 週め、4週めに血圧を測定しました。
その結果、普通のえさだけを与えたラットに比べて、最大血圧と最小血圧がともに低下。普通のえさを食べたラットの最大血圧は約 200 だったのに対し、アカシアポリフェノール入りのえさを食べたラットの最大血圧は約 170 に低下していました。
アカシアポリフェノールを与えたラットの血液では、活性酸素を除去する作用のある SOD 酵素（スーパーオキシドジスムターゼ）という酵素の活性が上昇していました。
同チームでは、SOD の抗酸化作用によって血管内の一酸化窒素 （NO） が増加し、血圧の上昇が抑えられた可能性があると推測しています。NO は、血管の内皮細胞から出るガスで、血管を拡張する作用があります。
血液中に活性酸素があると NO が消去されてしまいますが、SOD 活性が高まれば、活性酵素が除去され、血管内の NO が保たれます。その結果、NO の作用で血管が拡張され、高血圧が改善したと考えられます。