食生活のポイント

高血圧で脳卒中が心配であれば木の実を積極的に食べれば予防できる!

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今からおよそ20年ほど前にこんな出来事が。アメリカの国立循環研究所に、脳卒中のラットが寄贈された。のラットは、実験用で普通に飼育していれば必ず脳卒中を起こし死んでしまうもの。

ところがしばらくしてその研究所から「飼育を続けているが、ラットが脳卒中を起こさない」との連絡がはいった。なぜこうしたことが起きたのか?いろいろ研究をして原因を追及した結果、脳卒中ラットに脳卒中を起こさせなかった原因は、日米のエサ(飼料)に含まれるたんぱく質の違いのほかに脂肪成分の一種であるPOA(パルミトオレイン酸)が寄与していることがわかった。

アメリカの飼料には、このPOAが日本の飼料の5~10倍も含まれていた。実際、食塩を加えた飼料で脳卒中ラットを育てると、POAを与えなかったものは、平均30日前後死亡したのに対して、POAを与えたものは、97日とおよそ3倍長生きすることが確認された。

ここでなぜ、POAは脳卒中を予防するのだろうか?POAを与えて、それが体のどこに取り込まれるのか調査してみると、血漿中のほか、血管壁、心臓、肝臓などに増加していることがわかった。
POAが血管壁に取り込まれているということは、血管を構成している細胞の材料として、また、細胞のエネルギーとして利用されているということになる。

ここで重要なのは、非常に限られた栄養しか通さない脳の血管にも取り込まれている点。人間の脳は、非常に重要な器官であるため、血管に一種のバリアがあり、限られたモノしか吸収しない仕組みになっている。

POAは、血管に入ってよく利用される数少ない栄養素のひとつであるため、POAを日頃から積極的に摂取するようにすれば、脳血管にも大切な栄養素となり、脳卒中の予防になるということです。

POAは、マカデミアナッツなどの木の実やニシンやサバなどの魚に豊富に含まれる。血圧が高くて脳卒中が心配であれば、脳の血管が栄養不足にならないようそれらの食品を積極的に摂取する生活習慣が重要となる。

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