深呼吸(リラックス)の習慣が高血圧を改善

2018年6月28日

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高血圧の改善にすすめられるのは、まず食事療法、運動療法だが、非常に効果が高いのは、心身をリラックスさせること。
ストレスや疲労は、交感神経を興奮させ、カテコールアミンなどの昇圧物質の分泌を促進する。ストレスや過労を避け、心身をリラックスさせることは、この交感神経の興奮を鎮めることを意味する。
就寝前であれば、クラシック音楽やインストゥルメタルなどの音楽を聞くことも効果的。
快眠・安眠のための音楽CD(一覧)などは効果が確認されている。
よく手術室などでクラシック音楽がかかっているのは、患者の緊張や興奮を鎮めるため。

軽症の高血圧症の患者さんに効果が確認されているものに、腹式呼吸がある。これは、朝晩2回、5分間ずつ横になって自分の呼吸に意識を集中しながらゆっくりと腹式呼吸を行うもの。

ストレスが大きな原因となって血圧が高くなっている人は、呼吸が浅く速くなていることが多く、ふつうは安静時で1分間に14~15回のところが、20~30回になっている人が多い。

そこでこの腹式呼吸をすすめてみたところ、薬は使用せずに約3ヶ月ほどで血圧が改善された。
この腹式呼吸の具体的な方法を紹介すると、まずは、仰向けになって両手をお腹の上で軽く組み、この手が呼吸に合わせて上下する(息を吐いたときは、お腹が引っ込んで手が下がり、息を吸ったときにあがる)ことを意識しながらゆっくりとゆっくりと呼吸を行う。

なるべく意識的に呼気(吐く息)を長めにし、呼気は自然にするようにする。最初は、1分間に7~8回、呼吸をするように。
慣れてきたら吸った後、わずかに息を止めるようにし、呼吸の回数も4~5回に減らす。

これを朝晩2回、5分間ずつ続けると2~3ヶ月後には意識しなくても、ふだんから自然に腹式呼吸ができるようになる。

腹式呼吸は、アスリートが試合前直前にストレスがかかる際に必ず行うもの。習慣化できるようになると血圧にもよい影響がでてくる。