血圧を下げる生活習慣

寒い冬は、マフラーで襟元を温める 室内、室外の温度差をできる限り減らす

投稿日:2012年2月1日 更新日:

高血圧患者にとって真冬は、血圧のコントロールが非常に難しい季節ですが、最近は、暖房設備もよくなり真冬のコントロールもしやすくなりました。とはいっても屋外などは十分に気を付けなければいけません。特に室内が快適な温度を維持できるようになったために、外気温との差で血圧が大きく変動するケースが増えています。

寒い冬はマフラーで血圧を上げない

寒い冬はマフラーで血圧を上げない

温かい場所から寒い場所への温度変化で自律神経のうち、交感神経が緊張して末梢血管が収縮します。結果、心臓が皮膚の表面に温度を流そうとして、一気に血圧が上昇してしまいます。冬期間は、降圧剤の種類が増えたり、薬が増量されるのはこのためです。

しかも、冬場の血圧は、皮膚の冷寒刺激が原因で、夏場よりも10~20ミリほど高くなっています。30~40ミリも高くなる人もいます。これは個人の体質によって異なります。寒い冬に脳卒中や心筋梗塞の事故が多発するのは、こうしたことが原因となっていると警告されています。高血圧の人が冬を乗り切るのは、内気温と害気温の差をできる限り、少なくすることが大事なポイントになります。

一般的には、外気温がさがればエアコンや暖房器具などの温度を上げてしまうのですが、高血圧の人は差を減らす為に室内の温度も下げなくてはなりません。理想的には、室内と屋外の温度差は5度くらいが適当です。差がでてしまう場合でも7度~8度程度にとどめることが大切です。リビングと寝室、お風呂場、脱衣スペースなども同様です。

基本的には、お風呂場、脱衣スペースなどは室温が低くなっており、心筋梗塞、脳梗塞の原因となりやすい場所です。

血圧の急上昇・心筋梗塞・脳梗塞を招くヒートショックの危険を音と光で知らせるセンサーGRUS(グルス)ヒートショックセンサー

外出時に薄着でいきなり屋外へ出るのを避け、屋内であらかじめコートなどを着て体温を上げておくことが必要です。高血圧がひどい場合には、玄関で足踏みなどをして準備運動などを行うこともよいでしょう。

急激な温度差を少なくするためには、室内の暖房だけでなく、外出時の服装にも気を使うことも重要なポイント。肌の露出を少なくし、保温性の高い衣服を着用して末梢血管の収縮が血圧の上昇を招くわけで、冷えやすい手足の先まで気を配って靴下で足元を、手袋で指先まで包んで冷たい風の侵入を防ぐよにします。

コートなどを着ても襟元はどうしても露出しがちです。襟元があいているとコートの下の温められた空気が逃げてしまうので、首筋を温めるためにもマフラーの着用を忘れずに行いたい。神経質になって着込みすぎると、汗ばんで風邪をひく場合もある上に衣服が重くなって身体に負担がかかります。重い衣類は血圧を上げる原因にもなるので、血圧の高い人は、重いコートは避け、薄手でも保温性のよいウールなどの衣服を選ぶとよいでしょう。

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