食生活のポイント

血圧を下げたいのであれば「カルシウム摂取」が大切

投稿日:2011年11月18日 更新日:

人間にとってカルシウムは非常に大切な栄養素だ。最近の研究では、カルシウムの新たな作用も発見され、注目を集めている。

このカルシウムの作用に注目したのは、アメリカのマッカーロン氏だ。彼は、カルシウム摂取量の少ない民族には高血圧症の人が多いことに気づき、カルシウムの血圧降下作用に着目した。

そして、実際に高血圧の日尾tにカルシウムを服用してもらい、実験を行った。確かに血圧が下がりここから検証がはじまる。

高血圧ラットの実験でも血圧を下げる効果が確認された。さらに本能性高血圧の患者に炭酸カルシウムを毎日6~9gずつのんでもらった。するとこの臨床試験でも14週間で血圧が最大血圧が5~6ミリ、最小血圧が3~4ミリ下がった。

では、カルシウムはなぜ血圧を下げるのでしょうか?

高血圧は、血管や心臓の筋肉が収縮して起こる。血管の筋肉が収縮して血管の内腔が狭くなると、血液が通りにくくなり血圧が上昇する。
こうした筋肉の収縮は、筋肉の細胞の中にカルシウムが入ることにより起こる。つまり血管や心臓の筋肉細胞の中にカルシウムが増えると、筋肉が収縮して血圧は上がる。
しかし、これでは逆効果である。と思われるが実際は異なる。

人間の体内には、甲状腺ホルモンやビタミンDなど、血中のカルシウム・レベルを上昇させるように働く物質があり、そのほか、血管お細胞に直接働きかけるホルモンもあって、細胞内へのカルシウムの取り込みが調整されている。
ところが、食事などでカルシウムを口から吸収すると、それらの物質の機能が抑制される。
したがって血管や心臓の筋肉細胞の中にカルシウムが入っていくのが抑制され、血圧の上昇も防げると言う仕組み。

病院で処方される「カルシウム拮抗剤」なども細胞の中にカルシウムが入るのを抑えることで血圧を下げている。
また、カルシウムは、カテコールアミンやアンジオテンシンなど昇圧物質(体内で血圧を下がる働きをする物質)の作用を抑制することも確認されている。

さらに、カルシウムには、高血圧の大きな原因となるナトリウムを尿に取り出して、体外に排出する働きもある。
こうしたことから高血圧の人にとってカルシウムを多く含む食品を積極的に摂取することは非常に重要なこととなる。

摂取量の目安としては、1日1000mgである。牛乳1本でおよそ200mgのカルシウム摂取になる。牛乳には脂肪分も多くふくまれるため牛乳のみでカルシウムの摂取を満たそうとするのは無理である。
サプリメントなどの活用もオススメ。ゴマペプチドで血圧の上昇を抑制などは血圧降下作用を目的としたサプリメントである。

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