高血圧の正確な判定方法

高血圧の測定方法

血圧も正しい正確な測定方法で測定しなければいけません。 高血圧の正確な判定方法 を紹介します。

高血圧の正確な判定方法 高血圧のほとんどを占める 本態性高血圧 が診断されるまで

高血圧のほとんど およそ 8〜9割を占める 本態性高血圧 は、原因のわからない高血圧です。ということは、本態性高血圧かどうかは、血圧を高くする病気をすべてチェックして、原因となっていないことを確かめて初めて診断がつけられるということになります。

高血圧の正確な判定方法

高血圧の正確な判定方法

しかし、現実の問題として、1つ1つをすべてチェックしていくのはとうてい無理です。そこで、血圧の上がり方の特徴、血圧以外の症状などから原因と考えられそうな病気の見当をつけ、その検査をしたうえで診断が下されるのが普通です。

その際、両親が 高血圧 だと 本態性高血圧 の可能性が高くなり、30歳以前で 高血圧 だと、ほかの病気が原因となって 血圧 が上がっている可能性が高くなります。

 

収縮期血圧140 mmHg 以上、拡張期血圧95 mmHg 以上が 家庭血圧 では、それより低い 135 mmHg 以上または 85 mmHg 以上が高血圧

それでは、血圧値がいくつからを 高血圧 というのでしょうか。血圧は常に連続して変化しているものですから、そこに正常と異常との線を引くのはむずかしいものです。しかも、人種、地域、年齢、文化の違いなど、さ達ざまな条件で変わってきます。

しかし、年齢や人種に関係なく、一定のレベルを超えると、心血管系に合併症の起こる率が高くなるのは事実です。そこで、 WHO (世界保健機関)では、基準を設けています。

収縮期血圧 とは 心臓 が 収縮 して血液を血管に送り出すときの 血圧 で、 最大血圧 、あるいは 最高血圧 とも呼ばれています。 拡張期血圧 とは、逆に心臓が拡張して末端から戻ってきた血液を心臓に入れるときの 血圧 で、 最小血圧 、あるいは 最低血圧 とも呼ばれています。

ところで、 血圧 は場所や日時で変化します。そのため、二度以上診察することと、それぞれの診察の際、すわった姿勢で3回以上血圧を測定し、その平均値をもとにして判断するのが正しい方法です。

米国高血圧合同委員会が1988年に発表した分類がありますが、これを高血圧の基準としている医師も多くいます。

この分類は WHO の分類と違い、 拡張期血圧 (最小血圧) のほうに重点がおかれています。それは、収縮期血圧(最大血圧)のほうはわずかの刺激で変動しやすいのに対し、 拡張期血圧 は比較的変動しにくいためと思われます。ただし、これらの表で正常血圧の範囲内にあっても、たとえば20代や30オそこそこで収縮期血圧が 138 ~ 139 mmHG もあるようなときは、将来、高血圧になる可能性をはらんでいます。

いずれにしても、 高血圧 かどうかを自分ひとりで判断すると危険な場合もありますから、必ず医師に判定してもらいましょう。大きな病気が潜んでいる場合もありますから自己判断は禁物です。また、血圧は自覚症状(痛み)などがないために長期放置してしまうケースがあります。これはとても危険です。

血圧があがってしまう原因

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