高血圧患者は、辛い香辛料を料理に取り入れる

2018年7月2日

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本ページでは、刺激を利用するでも解説しているが、とうがらし、からし、わさび、こしょうなどを使う方法を紹介。

これらは、体によくないもので病人は避けるべき食材と昔から言われてきた。血圧もあがるのでは?という意見もある。

専門家による次のような実験がある。からし、わさび、とうがらし、カレー、こしょう、しょうがの6種類の香辛料を、それぞれ毎日チューブでねずみの胃の中に強制的に取り込んだ。

1ヶ月ほど経過して、胃、腸、肝臓の臓器を調べた。人間に換算すると、常用量の100倍にあたる、大量のとうがらし、からしを与えたねずみの中には、胃などに多少の変化が起きたものの、ほとんど影響はなかった。

つまり、わさび、カレー、こしょう、しょうがは、無害であることが証明された。最近、慢性腎炎の患者が急激に増加しているが、腎臓の病気になった患者は、塩分を抑制する食事が重要となる。そんな慢性腎炎の患者の食事は、こういった香辛料をつかった食事で、味気をだす。

これは、高血圧患者でも同様である。塩でなくて香辛料で味を加えるのである。

ねずみの実験だけでは、リアリティに欠けるため、高血圧患者の方にも協力いただいて次のような実験を行っている。

2週間、カレーを毎日食べ続けてもらうという実験。カレーには、何十種類ものスパイス(香辛料)が使われている。患者さんを2週間後に調べたが、血圧にも内臓機能にも異常がなかった。
同様に、腎臓の悪い人、肝臓の悪い人にも試したが異常はみられなかった。

これらの実験を通してわかったことは「香辛料は、高血圧の高い人が食べてもまったく問題ない」ということ。ただし度がすぎるほど使えば、のどが渇くでしょうし、あまりよくないことは常識的に判断できる。

香辛料を使うことで血圧が上がる!とよく言われるのは、香辛料の辛さと塩の辛さを混同したことから生じた誤解というわけだ。

専門家の実験でも確認されたように、香辛料と血圧の因果関係はまったくないことがわかった。高血圧の患者こそ、香辛料をうまく活用して塩分を控えることが推奨されるのだ。

さらに香辛料には、食欲増進の効果もあり、おいしく食べることができる。薄味で味気ない食事を、楽しいものにかえてくれるだろう。