おいしい 減塩料理のポイント6項目を紹介します。減塩をはじめても挫折してしまうケースが多々あるのは、これまでの味付けと大きく変化して物足りなさを感じてしまうからです。急激な変化がストレスになってしまうからです。減塩がうまくいかない理由はいくつか考えられますがほとんどが以下に当てはまると思われます。
1. 味覚の変化に慣れない
理由:
- 塩分を減らすと食べ物の味が物足りなく感じることが多いです。特に、長期間高塩分の食事を続けてきた場合、味覚がその濃い味に慣れてしまっています。
対策:
- 徐々に塩分を減らしていくことで、味覚を少しずつ変えていきます。
- 風味を高めるためにハーブやスパイスを活用します(例:バジル、オレガノ、レモンジュース、酢)。
2. 加工食品の摂取
理由:
- 加工食品や外食には多くの塩分が含まれていることが多いです。知らず知らずのうちに多くの塩分を摂取してしまいます。
対策:
- ラベルをよく読み、塩分の少ない製品を選ぶようにします。
- できるだけ自宅で調理し、新鮮な食材を使用します。
3. 塩の代替品の使用が不足
理由:
- 減塩の際に塩の代替品(例:低ナトリウム塩、カリウム塩)をうまく活用していないことがあります。
対策:
- 塩の代替品を利用して、減塩を意識しながらも味を保つようにします。
- 減塩醤油や減塩味噌など、低塩分の調味料を使います。
4. 調理法の見直し不足
理由:
- 調理法を変えずに減塩だけを目指すと、味が単調になりがちです。
対策:
- 蒸す、焼く、煮るなどの調理法を活用し、素材の旨味を引き出す。
- 出汁やスープをしっかりと取ることで、塩分を減らしても美味しい料理を作ります。
5. 習慣の改善が難しい
理由:
- 長年の食習慣や食事のパターンを急に変えるのは難しいことが多いです。
対策:
- 無理をせず、少しずつ変えていく。
- 家族や友人と一緒に取り組むことで、サポートを得る。
6. 塩分の摂取量を把握していない
理由:
- 具体的にどのくらいの塩分を摂取しているかを把握していないことがあります。
対策:
- 食品のラベルをチェックし、塩分の含有量を確認します。
- 食事記録をつけて、毎日の塩分摂取量を把握します。
まとめ
減塩を成功させるためには、計画的に取り組むことが重要です。食事の準備と習慣を少しずつ変えていくことで、無理なく減塩生活に移行できるでしょう。また、栄養士や医師と相談しながら進めることも有効です。
おいしい減塩料理のポイント
塩分を控えるための6つのポイントをおさえておいしい減塩料理をいただきましょう。
- 下味をしっかりつける 肉や魚は塩コショウを揉み込んでから調理すると、料理全体の味付けが薄くても料理の味が際立ちます。下味だけでもおいしく食べることができます。
- 小麦粉や片栗粉で味をとわさえる 小麦粉や片栗粉は食べ物の味をとじこめるとともに、調味料をからみやすくするので、濃厚な味わいに感じられます。
- 香味野菜やスパイスでアクセント しょうがやしそなどの香味野菜やコショウやカレー粉などの独特の風味は料理のアクセントになります。
- おいしいだしを使う かつおぶしや昆布などでとっただしはさまざまな成分が醸し出す風味や旨味があり、味の薄さをカバーしてくれます。
- 油でコクをプラスする 揚げ物や油炒めは油のこくが出るので薄味でもおいしく食べられます。
- 酸味で味をひきしめる 檸檬やスダチなどの柑橘類や酢、ワインビネガーなどの酸味は味をひきしめ薄味でもおいしく食べられます。